ITスキルで企業のデジタルマーケティングを支援できる人材育成を~”デジマ人材”プロジェクト~

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2018.11.08
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日本全国の中小・ベンチャー企業のデジタルシフトに対応するため、6月からスタートしたデジタルマーケティング人材育成プログラム、通称「デジマ人材プロジェクト」。営業スタッフや運用コンサルタントなどを対象に、顧客の事業成長をデジタルマーケティングだけでなく、ITという側面からも支援できる、テクノロジーに深い知見のある人材の育成を目的としています。リアル研修やオンライン研修、座学テスト、実践テストを行い、知識を定着させます。現在は、初級編の内容をさらに深掘りする、上級編プログラムが始まっています。

デジマ人材プロジェクトとは?

本プロジェクトで講師を務める小野友嘉に話を伺いました。小野は元エンジニアでスマホアプリのゲーム開発を行っていた経験もあります。弊社では、EC(インターネット通販事業)の成長には欠かせない「Criteo」の専門チームを率いています。

―このプロジェクトをスタートさせようと思ったのはなぜですか?

Criteoなどのデータフィード広告(※1)を設計・運用していて、営業やコンサルタントのITスキルを更に高める必要があると感じたからです。この部分を強化したらどのようなことが起きるのか、プログラマティック(※2)と呼ばれるように、テクノロジーの進化が進み複雑になりつつあるインターネット広告を、自由自在に扱える人材がソウルドアウトに何人も生まれたらどうなるかと想像し、取り組んでみたいと考えました。

―実際の講座はどのような内容ですか?

本プロジェクトは「初級編」「上級編」の2段階に分けて実施します。先日「初級編」が終了しました。
最近は、受講生のスキルアップを肌で感じています。例えば、これまではタグの相談というと設定の依頼だった人が、JavaScriptの記述についての相談、という風に相談内容がレベルアップしているんですよね。
「初級編」は、デジタルマーケティングで必須の広告のタグとデータフィード関連の座学と、タグ実装に必須なJavaScriptの研修でした。Criteo、Google、Facebookの各媒体で使用するタグの説明、データフィードの作成方法、実際に使用するプログラミングなどです。
「上級編」は、Webサイトの制作や改善に取り組む際に課題となることを中心に扱う予定です。「Web制作会社で働ける」スキルが目標です。上級編にエントリーしている社員がとても多く、全社員のITスキルへの意識の高まりを感じます。今後、プログラミングの楽しさを伝えていければと思っています!
 

※データフィード広告=商品の価格や特徴、在庫情報など、商品に関する様々なデータを使用して広告を配信する。データを媒体のフォーマットに変換し、ユーザーの閲覧履歴などに基づいて興味関心にぴったりの広告を配信する、という「データフィード」と呼ばれる仕組みで配信される広告。

※プログラマティック=複雑になりがちな広告取引を自動化する方法。リアルタイムに、ユーザーの所在地やデバイスなど、データにもとづいた広告のターゲティングを自動化でき、広告をどのメディアの広告枠に掲載するかを迅速かつ的確に決定することができる。

小野 WEBマーケティングサービス本部
 メディアソリューション部部長補佐 
 小野 友嘉(Yuka Ono)

講座の様子

初級編では、2か月間にわたる全7回の講座が、営業スタッフや広告運用コンサルタントを中心とした社員およそ160人に対して行われました。本プロジェクトは、知識をインプットした後、アウトプットをする、というようにプログラムを組んでいるのが特徴です。

>インプット

講座

講座

データフィード広告の配信の仕組みや、配信する際に必要となるタグについてなどを幅広く学びます。まず、HTMLやCSSといった、Webサイトのスタイル・デザインの指定に必要な「マークアップ言語」を実際に自分で埋め込んでサイトの裏側の仕組みを理解しました。その後、データフィード広告のように、個々のユーザーによって内容が変化する、動的と呼ばれる広告を配信する際に必要なプログラミング言語の「JavaScript」でプログラムを組み、実務で必要となるスキルを学びました。最終的には、データフィード広告のタグ設定に挑戦します。

>アウトプット

▼データフィード広告の配信の仕組み
データフィード

▼広告のタグを設置した「JavaScript」画面イメージ
JavaScript

インプットした内容が自身で使えるかの確認です。データフィード広告の配信の仕組みから、配信に必要な広告のタグ設定の知識など、全7回の講座の内容のおさらいのため、オンラインテストを実施します。また、実際に自分でWebサイトを開設し、タグを設置するといった課題も行いました。

>デジマ人材

デジマ人材試験合格後、デジタルマーケティングに精通した
「デジマ人材」の誕生です。

デジマ人材は、お客様のビジネスモデルや
戦略のデジタルシフトに貢献できるよう、
講座で学んだ知識を実務で生かしていきます。
また、より高度なITスキルを身につけたい社員は、
上級編へと進んでいきます。

受講社員の声

約2か月の初級編の講座を終え、受講者はWebテストや課題を行いました。現在は、フィード広告を配信するために必要となる、より高度なプログラミングスキルを身につけたり、ホームページを作成するために必要となるWebデザインを学んだり、デジタルの知識をより深く学び身につけていきたい社員のために上級編が開始されています。上級編は、有志で参加するプログラムとなっています。
上級編へエントリーした社員4人に、初級編の感想とエントリーの理由を伺いました。

高村  第一営業本部東日本営業一部部長
 高村 典江(Norie Takamura) 

お客様を訪問すると、タグの設定ができず広告の配信機会を失っていたり、社内制作リソースがひっ迫しているという理由でサイト修正やコーディングができず成果の改善スピードが遅れていたりという事態に遭遇します。営業として、お客様の成果を創出するための新しい知識を持ち武器を磨き、事業拡大の役に立ちたい。そのため、デジマ研修には真剣に取り組みました。しかし、想像以上に難しい!(笑)上級編は果たしてどんなレベルだろうと一瞬ビビりましたが、まずは自分が挑戦しメンバーに還元することが自分の使命と考えましたのでエントリーを決めました。お客様を始めとして、一緒に仕事をしてくれる部のメンバーの役にも立てるよう精進してまいります。

 

崎山 第二営業本部関西営業部部長 
 崎山 大輔(Daisuke Sakiyama)

関西営業部では、お客様の売上を上げるための課題を見つけることはできても、解決策を出して実行し改善に移すスピードが遅いと感じておりました。ランディングページの修正をしたり、広告のタグを作成して設定したりするような簡単な内容であっても、講師の小野さんに助けてもらうことが多くありました。お客様の抱えている悩みごとに対してよりスピーディーに対応し、少しでも速く成功に導くことで、挑戦に寄り添たい。私自らが技術を磨き、部内に共有する必要があると感じたため、上級編へのエントリーを決めました。プロジェクトでの学びを、関西地域にある中小・ベンチャー企業様に届け、一社でも多くのデジタルシフトに貢献してまいりたいと思います。

 

小松  第一営業本部東日本営業一部
 小松 亮太(Ryota Komatsu)

初級編では、Criteoなどのダイナミック広告がどのような仕組みで動いているのか、プログラミングスキルが実務ではどこで必要なのかを学びました。そのお陰で、フィードやタグの設計による効果改善の施策提案がよりスピーディーにできるようになったと思います。今回さらにレベルの高い上級編を受けることで、お客様の悩みを解決するまでの時間を短縮し、より一層成果の向上に貢献したいです。正直、上級編へのエントリーには、多少の不安もありますが、それ以上に自分の可能性を広げるチャンスだとワクワクしております。まずは、現在担当させていただいているお客様のIT化支援をできるよう、鍛錬いたします!

 

二宮  WEBマーケティングサービス本部
 コンサルティング1部 
 二宮 明子(Akiko Ninomiya)

プログラミングに関する知識やスキルはほぼ無い状態からのスタートだったのですが、初級編を受講し、サーバーやデータフィード広告の仕組みについての知識が習得でき、実際にJavaScriptを書くことでプログラミングの理解も深まりました。そして、さらなるレベルアップのために、上級編にチャレンジします。知識を身につけ、担当させていただいているお客様の課題解決のための引き出しをもっと増やしたいと考えたからです。広告運用の改善提案だけにとどまらず、お客様のホームページなどWeb全体を俯瞰して改善提案を行っていけるようなコンサルタントを目指して精進いたします!

デジマ人材プロジェクトが目指すゴールとは?

本プロジェクトでは、地方、中小・ベンチャー企業の「CDMO」(Cief Digital Marketnig Officer=企業の中の、デジタルの知識を併せ持ったマーケティングの最高責任者)として、経営者の挑戦に寄り添うことのできる人材の育成を目指しています。ソウルドアウトが本プロジェクトを通して成し遂げたい未来について、責任者である執行役員の伊藤雄剛と技術顧問の安武弘晃に話を伺いました。

 

伊藤  執行役員 
 伊藤 雄剛(Yugo Ito)

デジマ人材プロジェクトが目指すゴールとは?

本プロジェクトで成し遂げたいことは、ソウルドアウトの事業部門の人材がインターネット広告だけでなく、お客様のマーケティングにおけるデジタライゼーション(※3)を支援できるようになることです。
昨今のテクノロジーの進化は非常に速く、様々な業種で、ビジネスにおけるルールが変わり始めています。地方、中小・ベンチャー企業の皆様は、そうした情報をメディアからは手に入れることができますが、実際のビジネスの場で相談する相手がいないケースも多く、デジタライゼーションが遅れてしまう可能性があります。私たちはインターネット広告周辺の知識だけではなく、デジタル全体の知識を向上させ、地方、中小・ベンチャー企業の皆様の課題を、ともに解決できる伴走者となりたいと考えています。

※デジタライゼーション=生活の中の、あらゆるモノやコト、ビジネス面では商品やサービス、それらを企画・開発・製造する工程や販売、流通やマーケティング、さらには消費者の体験などの一連の流れの中で、隅々にまでデジタルを適用すること。

 

安武 技術顧問 
 安武 弘晃(Hiroaki Yasutake)

マーケティング領域におけるビジネスモデルや戦略を、デジタルシフトさせるために必要なスキルとは?

私の答えは「技術に興味を持ち勉強し続けるスキル」です。
デジタル化を続ける世の中では、変化のスピードは加速する一方です。今はスマートフォンが全盛ですが、スマートスピーカーも普及し始め、流行のアプリは日々変わっていきます。お客様にメッセージを届けるためには、その変化の最先端、もしくは少し先に取り組んでいく必要があります。変化する技術を勉強し、自ら体験する行動が最先端の面白い情報を呼び込みます。技術は難しくて分からないもの、怖いもの、という見えない恐怖があるのが一般的です。今までやってこなかったから追いつけない、と。しかし技術はすぐに変化して流れていくものなので、いつ勉強しても、皆スタートラインは同じです。気楽に楽しみながら取り組むのがお薦めです。

関連コンテンツ

▼「中小・ベンチャー企業のデジタル化に対応するためのデジタルマーケティング人材育成プログラムを開発」(2018.06.11掲載)
デジマ人材

▼小野友嘉インタビュー記事
「ゲーム開発者からアドテクノロジーの専門家へ。 誰にだって、ゼロから始めるチャンスがある。」
小野

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