東大卒"リケジョ"から"RPA女子"へ。業務改善を進める新卒入社3年目の広告運用コンサル

プロフェッショナル
2018.12.03
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ソウルドアウトには、様々な専門性と事業領域で活躍する社員がいます。
そんなプロフェッショナルたちの一部をご紹介します。

昨今の働き方改革などの流れの中で、多くの企業は限られた資源で高い業績を上げることが求められています。中でも組織全体で業務を見直し業務効率化を行うことは、企業の競争力を高めていく際の武器になります(※)。

今回取材したのは、東京大学大学院農学生命科学研究科を卒業し、2016年度新卒で入社3年目となるコンサルティング2部の金子由佳さん。インターネット広告の運用コンサルタントとしてお客様に寄り添うなか、お客様に向き合う時間を増やしたいとの想いを持ち、業務効率化にも取り組んでいます。金子さんが、現在取り組んでいることや今後の目標について伺いました。

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金子 由佳(かねこ ゆか)
WEBマーケティングサービス本部 コンサルティング2部
プロフィールをみる
金子 由佳(かねこ ゆか)
2016年新卒入社。Yahoo!・Google広告を中心にコンサルタントとして従事。大型で入稿や配信の切り替えが多いお客様を多数担当。直近では、部内の情報の整理や、フォーマット・マクロツールの作成などを実施。同時に、ロボットを使った業務効率化ツールであるRPAのプロジェクトメンバーとして、定形業務の削減を推進。

「業務効率化といえば、金子」

―最初に金子さんの現在の業務内容を教えてください。

運用型広告のコンサルタントをしています。お客様の与件をお伺いし、目標設計をして、広告の配信メニューを提案して進めます。広告の入稿作業から始まり、入札や配信設定のチューニングを行いながら、効果を最大化できるように改善していきます。

現在担当させていただいているのは、駐車場を運営している企業様や、会議室を貸し出している企業様など、広告配信地域が全国各地に広がっているお客様が多いです。エリアごとに配信の開始日と終了日を変えたり、集客を強化したい地域を入札価格を上げて強めに配信したりと、同じ広告アカウントでもキャンペーンごとに情報を整理しておく必要があります。

業務では、お客様への確認を欠かさず行ったり、社内のメンバーが情報を共有しやすい仕組みづくりをしたりするように心がけています。お客様の成果に貢献するためにも、自分やメンバーが仕事を進めやすいよう、情報を可視化することは、業務を遂行する上で特に気を付けています。

金子

―コンサル業務以外にやられていることはどんなことでしょうか。

今年の6月頃から、私の所属するWEBマーケティングサービス本部では、本部全体のサービス水準を一層高めるためのプロジェクトを進めています。社員の誰しもがお客様の成果と成長に寄り添っていける仕組みと環境を作っていこう、という考えから、このプロジェクトがスタートしました。

そんな中、直面している課題には、大きく”縦”と”横”の二つあります。
“縦”は、個社別の課題です。
例えば、運用の担当者を引き継いだとき、どんな施策をやってきたのか、何が効果的だったのかが分かると、その後の運用方法にスムーズに反映しやすいと思います。これまでは、担当者がその会社の過去の実施策全てを把握することはなかなか難しいこともありました。

“横”は、メンバー間のノウハウ共有の課題。
例えば、他のコンサルタントがどんな施策をやっているか、どの業界で効果の出やすい施策なのか。今までコンサル毎に情報が蓄積されており、全体で共有されることは少なかったのです。人数が少ないときは誰が何をやっているとなんとなくわかっていたので、その担当に聞いていくという方法を取っていましたが、今は人数も増えて同じようなやり方だとどうしても時間がかかってしまいます。

この二つの課題を可視化して情報を整理すれば、運用経験の少ない人であっても、経験豊富な人のノウハウを借りて、自身の運用に生かせると思うんです。

プロジェクトがきちんと稼働して、一人ひとりが高いサービスレベルを実現できれば、お客様も今まで以上に安心してソウルドアウトにお任せしていただけるようになると思います。

―金子さん発信で、部署のメンバーに働きかけていることを教えてください。

社内の運用コンサルタントがお客様と向き合う時間を増やせるよう、私は、仕事をする上で何度も行うような作業に費やしている時間を削減できるようなことをしています。

具体的には、Google Drive(※1)上で共有している資料をカテゴリごとに分けて整理し、資料を探したり調べたりする時間を削減。簡単な広告レポートのフォーマットを作成して共有し、単純作業の時間を削減、などですね。

他には、Googleのサービスを、JavaScriptを用いてオリジナルの機能を作り、プログラミングで操作をする「Google Apps Script(※2)」。ロボットによって業務を自動化する「RPA(※3)」。Excel上で、複数の手順を記憶して自動的に実行させる「マクロ」など。
空き時間に、これらの機能を使って業務改善に関わるツールを作り、皆に共有しています。ほんとに細かくてマニアックなところですよね(笑)

情報の整理をしたり、ツールを作ったりしながら、部署全体の業務効率化に本格的に取り組んでいる人はいないので、”業務効率化といえば、金子”と言われています。

※1 Google Drive
https://www.google.com/intl/ja_ALL/drive/
写真や文書、描画、音楽、動画など、さまざまなデータをインターネット上に保管できるサービス。

※2 Google Apps Script
https://developers.google.com/apps-script/

※3 RPA=Robotic Process Automation
間接業務を自動化するテクノロジー。ルールに沿って、単純に作業をこなすことが可能。
https://boxil.jp/mag/a2378/

広告運用コンサルタントとエンジニアの間に立つ

ーなぜ、部署全体の業務効率化に取り組もうと思ったのでしょうか。

まず、自分の業務の中で、効率化できる部分や、人がやる必要がないと感じる部分が多くあるなと気づいたんです。そのために、お客様とコミュニケーションを取る時間が減ってしまっている。「何度も同じことを繰り返しやっている部分を何とかしたい」という考えから、業務効率化に取り組んでみようと思いました。

例えば、あるお客様に提出するExcel形式の広告レポート。エリアごとにプロモーションを行っているので、配信エリアとプロモーションを掛け合わせると、いくつもの組み合わせができます。
以前は、その組み合わせの数だけ、Excelシートを一つずつ複製して作成していました。その作業をExcelのマクロ機能を使って、ボタン一つで全てのシートが自動的に複製されるように設定すると、2時間以上かかっていた作業が40分以下でできるようになったんです。

空いた時間は、よりよい改善施策を考えたり広告文を考えたりと頭を使う時間にできるようになりました。”いいもの”は広めたい性格なので(笑)、Excelのマクロ機能を使ってできたフォーマットなど、部署のメンバーにも使ってもらっています。

ー業務効率化のツールとしてつくったものを教えてください。

「Google Apps Script」では、JavaScriptというプログラミング言語を用いて様々な機能をつくってきました。

例えば、Gmailで受信したメールをGoogleスプレッドシートに自動的に書き込まれるようにする機能、Googleスプレッドシートに記載されたタスクの期限が近づくと、社内で使用しているチャットツールにアラートを出す機能などです。

今後も、運用コンサルタントが困っていることを解決できるものを作れるようになりたい。実際に業務を行う運用コンサルタントと、課題解決のためのツールを作るエンジニアの間に立って、業務効率化に貢献していきたいと思っています。

ープログラミングの技術はどのように身につけているのですか。

本やWebサイトを見て独学で勉強しています。同じグループでテクノロジーの支援を展開する、テクロコのエンジニアの先輩が週に1回開催している勉強会に参加し、分からないことを質問します。

もともとプログラミングの経験はゼロでした。しかし、業務を進める中でつくりたいものができたので実際にやってみると、とても面白く、今ではほとんど趣味のようになっています(笑)。
プログラミングの勉強をする際に大切だと思うのは、「現実のニーズから始めること」、「現実のニーズと知識の整理とを往復すること」ですね。プログラミングを学ぼうと思って始めても、つくりたいものや実現したいことがなければ、長続きしないと思います。私の場合は、”運用コンサルタントがお客様と向き合う時間を増やす”という目的があって、プログラミングの勉強はその目的を達成するための手段の一つにすぎません。目的と手段を取り違えないようにすることが大切です。

また、実際にプログラミング言語を使ってみるときには、「こんなものをつくりたい」という現実のニーズをWebや本など教科書を見て知識に落とし込み、実際にやってみて、再度、教科書を確認して、再度やってみて、、、というように繰り返しをしていくんです。
なかなか前に進めなかったり、難しいステージになったりすると挫折しそうになってしまいますが、やりたいことと知識を、頭で整理しながら一歩ずつ進むことが、うまくいく肝かなと感じています。

運用コンサルタントとエンジニアの中間のような立場で、課題を解決できるものを作っていきたい

ーこれから部署ではどのような役割を担っていきたいですか。

業務全体を把握して、業務効率化のための解決策を設計できるようになりたいです。全体感から、インパクトの大きい部分にアプローチし、しっかりと定量的に効果を出し続けられるようになりたいです。

今は、一つひとつの業務にフォーカスして、そこを改善するためのツールを作るなど、その場しのぎの対処療法のようになってしまっているように感じます。そうではなく、根本的にはここが原因だから、ツールじゃなくて仕組みから変えたほうがいいよね、などといった意見が出せるようにしたいです。

運用コンサルタントとエンジニアの中間のような立場で、日々の業務の中にある課題を解決できるものを作っていきたいと思っています。

金子

ー仕事をする中で実現したいことはありますか。

私自身、熊本出身で、ソウルドアウトの目指す「中小・ベンチャー企業が咲き誇る国へ。」を実現して、若者が行きたいと思える会社を増やしたいと願って入社しました。この気持ちは今でも変わっていません。

また、私が仕事をする中で、大切にしているのは「自分が楽しいと思うことをすること」。自分が楽しくて、周りにとっても意味があることをしていきたいです。
自分が取り組んでいて楽しいと感じる、”業務改善”のワードで貢献することで、会社の理念を実現していきたいと思っています。

 

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