ゼロからのスタートで、タグとフィードのスペシャリストに。 テクノロジーを駆使し、最適な提案ができる人材でありたい。

仲間・文化
2019.07.01
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自分の仕事に誇りを持ち、専門性を追求する。「Professional」では、各領域の専門家に迫ります。今回は、絶えず学び磨き続け、最先端のテクノロジーで成果を支えるプロフェッショナルの坂本惟さんにお話を伺います。

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坂本 惟(さかもと ゆい)
コンサルティング本部 テクノロジーコンサルティング部
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坂本 惟(さかもと ゆい)
山口県出身。2015年新卒入社。同年、クリエイティブ部署でLP、バナー、アドテクツールの設計と運用に従事。2017年にアドテクノロジーに特化したチームにてデータフィード広告に従事。様々な業界・業種の企業様の売上・事業拡大を支援し、200社以上に携わる。2018年下期チーム賞受賞。

環境構築や広告運用で、お客様の成果を支える

―はじめに、現在のお仕事について教えてください。

テクノロジーコンサルティング部で、データフィードを活用した広告運用や、環境構築を主に担当しています。ECを中心に、幅広い業種の50社ほどの案件に携わっていますね。
 
環境の構築では、しっかり分析に必要なデータが取れるよう、正確にタグの設置をすることを心がけています。基本の構築パターンはありますが、ユーザーの行動履歴などのデータに応じて、お客様ごとにカスタマイズしています。

運用では、主にデータフィード広告に関する部分を担当しています。ユーザーの行動を分析し、ユーザーそれぞれの志向に合った広告を表示できる仕組みがデータフィードです。運用するときは、素早くPDCAを回し、多角的に分析することを大事にしています。
 
媒体ごとの違いを把握し、適切な手法を取ることで効果も出やすくなります。例えばGoogle検索広告だと、タイトルや説明文によって広告の効果が変わるので、キーワードの選定をしっかり行う必要があります。AIを活用したアルゴリズムに基づいてユーザーへ最適な広告を表示するCriteo(クリテオ)(※)だと、機械学習に反映されやすいようなカテゴリーの区切り方が重要ですね。

※Criteo(クリテオ):ユーザーのWebサイトの閲覧・行動履歴に合わせて、最適な広告が自動生成され、表示されるリターゲティング型の動的ディスプレイ広告。
 

テクノロジーの最先端を中小・ベンチャー企業に届けたい

―ソウルドアウトに入社したきっかけは何ですか。

地方、中小・ベンチャー企業のお客様の力になりたい、というソウルドアウトの経営理念に共感したからです。

私は幼少期を山口県で、大学時代を大分県で過ごし、ずっと地方で暮らしていました。個人店で買い物をしたり、大学で地元の企業の方とお話ししたりする中で、地方には良い商品やサービスがあることを実感していました。しかし、東京にくると、まだ東京に進出していない、世間に認知されていないといったものがたくさんあることに気が付いたんです。

地方の良い商品をもっとプロモーションしたいと思っていたところ、知人にソウルドアウトを紹介してもらって。説明会や面接に行くと、CGOの荻原や、子会社であるテクロコ(※現SO Technologies株式会社)社長の山家の話から熱い想いが伝わってきました。それに感銘を受けて、ソウルドアウトに入社を決めたんです。
 
―今の業務に携わるようになった背景を教えてください。

入社後はクリエイティブソリューション部に配属され、LPやバナーの設計を行なっていました。はじめは自分で考えた言葉を使ったり、競合他社の施策を参考にしたりと狭い範囲で考えていたのですが、徐々にユーザーの心理を考えられるようになりました。自分が購入する立場だったらどのようなルートを辿り、どんな言葉が響くのか。徹底的に考えたことによって、より広い視野で施策を考えられるようになったと思います。
 
その後、現在所属している部署の前身であるメディアコンサルティング部のテクノロジーチームに異動になりました。ちょうど、進化を続けるテクノロジーの最先端を中小・ベンチャー企業にもっと提供したいという思いがあり、少しずつテクノロジーについて学び始めた頃でした。異動をきっかけに、本格的にテクノロジーの分野の勉強を始めたんです。

知識も経験もなく、本当にゼロからのスタートでした。最初は無料のオンライン講座で学び、徐々に知識をつけていきました。プライベートの時間には実際に手を動かし、自分で電卓を作ってみるなど楽しみながら学んでいきましたね(笑)。

プログラミング言語には全く触れたことがなかったので、ほとんど外国語を学ぶのと同じでした。わからない単語を一つ一つインターネットで調べるような地道な作業の繰り返しです。しかし、新しい知識を学ぶのは単純に面白かったですし、チームにも恵まれました。

わからないことはすぐに聞けるし、忙しい時もお互いに助け合い、協力して業務を進められる環境があったんです。先輩にフォローいただきながら実際に手を動かす機会も作ってもらえたので、学んだ知識をすぐに実践に生かすことができました。 最先端のスキルを身につけ、絶対に競合他社に負けないようにしようという意識がチーム全体にあったので、モチベーションも高かったです。

プログラムを覚えることで、お客様のためにできることの範囲が広がりました。以前は基本のタグの設置しかできなかったのですが、スキルが身についたことでユーザーに合わせた指標を設け、検証する仕組みを作れるようになりました。

例えば、適切なタグを設置することで、ページを見たユーザーの中でも、興味を持ってページの下までスクロールしたユーザーを特定できるようになります。これによって、より興味を持ったと想定される、コアなユーザーだけを対象にリマーケティングできるようになります。ユーザーの見込み度を変えることができ、それが成果にも繋がりました。
 

部署の垣根を超えて、関わる人全てから学んでいく

ー特に印象に残っている事例はありますか。

Google ショッピング広告の分析をし、広告の表示回数を増やすためのノウハウを作れたことです。初めて使う形式の広告だったので、先輩やGoogleさんのサポートを受けながらトライ&エラーを繰り返しました。半年くらい経ったとき、フィードを見た瞬間に改善項目が複数浮かぶようになったんです。自分の中で成長を実感しましたね。

その後、複数の会社を担当して実際に成果を改善することができました。別の代理店に運用を任せて、表示回数が伸びず悩んでいるお客様を担当したときは、フィードを改善することで表示回数を倍以上に増やせたんです。それによって、新規ユーザーの獲得に繋げることができました。

―仕事をする上でご自身が大事にしていることは何ですか。

一つは、先輩後輩、部署に関係なく学ぶ姿勢です。いろいろな人から積極的に学ぶことで、お客様とのやりとりの方法や課題に対しての着眼点、社会人としての基礎など、大切な能力が身について成長できると思っています。

例えば営業の人だったら、お客様に合わせた言葉の使い方、話し方はとても参考になります。あとは物事の伝え方もそうです。簡潔に伝えた方がいいのか、詳しく情報を共有した方がいいのかは、人によって異なります。営業の方から、相手に合わせて伝え方を変化させることの大切さを学びました。それによって社内外のさまざまやりとりの回数が減り、生産性が上がりました。細かいデータを見るお客様には、通常は出さない詳細なレポートを出して満足していただけるよう、お客様ごとに対応を変えて、付加価値をつけられるようになりましたね。
 
もう一つは、幅広い知識を持つことです。1個の媒体、ツールだけに精通していても、視野が狭まってしまいがちです。そのため、新しい媒体やツール、主力媒体のアップデート情報には、アンテナを立てるようにしています。さまざまな情報を持っていることで、広い視点でお客様に提案ができ、成果を伸ばすことができると思っています。
 

幅広い知識を持ち、お客様に最適な提案を

―最後に、今後の展望を教えてください。

今後は、もっとお客様の中に入り込み、コンサルティングできるようになりたいと思っています。
一段階目としては、Webの領域で支援できる範囲を広げていく。次に、CMなどマスメディア系にもノウハウを広げ、よりお客様に寄り添える人材になりたいと思っています。個々にあった最適な提案ができれば、お客様の満足度が高まり、自社の生産性も向上させられるはずです。 
また、少額の予算のお客様にも、最先端のスキルや成果で貢献していきたいですね。特に興味があるのは自動最適化です。今は、データ量の大きい大手のお客様の方が最適化しやすいため、中小・ベンチャー企業のお客様の最適化がなかなか進まない現状があります。少額でも最適化できる仕組みを考えていきたいです。

会社としては、社員一人ひとりが、お客様の思いに応えたいと思っている今のこの状態を、これからも継続していければと思っています。
 

Private talk

小学5年生から野球をはじめ、今も続けています。実は、オプトホールディングスの野球チームのほか、4チームに所属しているんです。土日は試合や練習をしていることが多いですね。思い出深い試合は、高校3年の最後の夏の甲子園予選。6回で7点差をつけられていましたが、メンバーは不思議と諦めていませんでした。なんと、最後には僕の打った内野ゴロが決勝点となりサヨナラ勝ちしたんです。仲間と一緒に野球をする楽しさは、今もあの頃も変わりません。

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