事業会社でのマーケッター経験がユーザーファーストな制作×運用ナレッジに。

プロフェッショナル
2019.07.31
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自分の仕事に誇りを持ち、専門性を追求する。「Professional」では、各領域の専門家に迫ります。
今回は、事業会社への出向帰任後より成果を上げ続けるLINE広告の運用プロフェッショナルである早川真央さんにお話を伺います。

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早川 真央(はやかわ まひろ)
LINE事業本部 LINE成果改善部 部長
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早川 真央(はやかわ まひろ)
1989年生まれ。2013年新卒入社後、成果改善支援室でユーザー視点に基づいたWebサイト、ランディングページの設計を行い成果を創出。2015年に中国事業の新規立ち上げを経験し、お客様の中国への販路拡大に従事。その後ソウルドアウトが関与する事業会社へ出向し、デジタルマーケティングの支援を行う。2019年1月よりLINEにおけるクリエイティブの品質管理責任者として部長に就任。

LINE広告のクリエイティブで成果を牽引

ー早川さんの現在のお仕事を教えてください。

現在は、本年1月に設立されたLINE事業本部に所属しています。私はLINE成果改善部の部長として、LINEの運用型広告(LINE Ads Platform)の成果改善に取り組んでいます。

LINEの国内MAU(※1)は8,000万人を超えます。今ではインフラ的な存在といえるほど国内に浸透していますが、若年層からシニア層まで幅広い世代に利用されているため、他メディアではなかなか接触できない層へも情報を届けることができます。担当させていただいているお客様の業種は幅広く、通販、不動産、教育、人材など様々ですが、それぞれの商材、サービスに合わせた配信設計が可能です。

※1 MAU:(=Monthly Active Users)月間利用者数

ー他の媒体と比較すると、LINEの広告にはどんな特徴がありますか。

他の媒体よりもクリエイティブによって成果が変わりやすい点です。例えば、広告を掲載し始めた頃のクリック率やコンバージョン率(※2)などの数値状況によって、その後の広告配信量が大きく変動します。私たちのゴールは、広告露出をただ多くすることではなく、ビジネス目的に応じた成果地点へとお客様を導くことです。成果地点へ到達する数と費用対効果に特にこだわっていますので、広告配信量がその手前の数値で変動してしまうのはなかなか辛いんですよね(笑)。

また、クリエイティブは生モノであり、使い続けていくとユーザーに飽きられ、クリック率が下がってしまいます。そうなってくると先の配信量は一気に減退してしまう。そのため、常に最適で新しいクリエイティブを入れ続けていく必要があります。

私たちが制作するLINEの広告原稿サイズは大きく2種類。一つは、LINEタイムライン面へ多く配信される「スクエア型」と呼ばれる正方形のもの。もう一つは、LINE News面に多く配信される「カード型」と呼ばれる長方形のものです。タイムラインでは、飲料メーカーなどのキャンペーンや、LINEユーザーにとってお得な情報がよく流れてくるので、タイムラインを閲覧するユーザーはお得な情報を探し求めているケースが多いと想定できます。スクエア型では、お客様と相談の上でLINE限定のキャンペーンを仕込み、訴求の中心に置くなどしています。カード型では、配信される面によってかなり縮小表示されることが多いため、テキスト量を少なく視認性の高い画像を選び、訴求はテキストに委ねるようにしています。これらは細かく小さなナレッジではありますが、閲覧ユーザーの気持ちになって制作することを心がけています。

※2 コンバージョン率:Webサイトに発生したアクセスのどれだけがWebサイトの成果=コンバージョン(商品の購入や申込み)を達成したかの割合を表す指標。 インターネット広告やECサイトで、効率を計るために用いる。
 

新規設立部門と出向先の事業会社で育んだマーケッター思考

ー早川さんがソウルドアウトへ入社された背景を教えてください。

私の父は縫製業を営んでいたのですが、父の会社では多くの中国の方が働いていました。徐々に中国に興味を持ち、高校卒業後は中国(上海)の大学に進学。大学では、現地で中国の可能性を直に感じつつ、逆に日本の素晴らしさを感じ取ることもできました。帰国後、将来は日本の素晴らしいものづくりや商品を中国へ展開していきたい、海外へ広めていきたいと思い、就職活動を始めました。そんな中「地方発全国、日本発世界」をテーマに掲げていたソウルドアウトに出会ったんです。中小企業の経営者である父、そして中国での体験から「これだ!」と直感し、入社を決めました。

ーこれまで、どのようなお仕事をされてきたのでしょうか。

入社直後は、長谷川(現・上席執行役員)が同年に新設した成果改善支援室に所属していました。部署名の通り、成果改善支援室では、Webサイト、ランディングページなどのコンバージョン率をあげるための制作、改善設計を専門に行なっていましたね。ユーザー視点でのサイト、コンテンツ設計を徹底的に学んだ期間です。    

そして入社から2年後、私の夢でもあった海外事業プロジェクト、中国事業部の立ち上げが決まったんです。もちろん志願し、ジョインしました。中国事業部では、日本の素晴らしい商品を中国のインターネット上のショッピングモールへ出品、販売するお手伝いをさせていただいていました。ただ、この時に自身のスキルの幅の狭さを痛感したんです。良い商品だからといって売れるわけではないんだと。

その後、弊社が関与している事業会社への出向の話が上がり、迷いはありましたが出向することを決断しました。所属先は先方代表直轄のマーケティング部門。私は、同社が実施していたタクシー広告、電車広告、新聞折込チラシなどに関わる機会をいただきました。経営者の意思決定のスピード感に驚愕を受けたり、代理店や制作会社をどうディレクションしていくべきかなど全く新しいことに取り組んだりと、日々とても慌ただしかったです。

会社の売上を大きく左右するマーケティングを担う責任の重大さや忙しさに「中小・ベンチャー企業のマーケティング担当者は本当に大変なんだ」と身をもって実感しました。業務の内容としては、Webの運用型広告や制作のディレクションに加えて、自ら制作も行いました。企画立案から施策の実行そして制作実務と、一気通貫で行うことでPDCAサイクルを早く回すことができると知った一方、到底一人では無理だと感じました。本来であれば新しい風を持ち込むべき立場であったのですが、私が学ぶことのほうが多かったのではないか、、、振り返るとそう思います。出向期間を終え帰任するタイミングで、今のLINE事業本部の立ち上げのお話をいただき、今に至っています。
 

成果は勤勉から。そして挑み続ける

ー早川さんが、仕事をする上で大事にしていることを教えてください。

挑戦し続けることです。先ほどお話させていただいた通り、私は新規設立部門と出向先の事業会社で仕事をしてきました。すべてのタイミングが挑戦でした。そこで立ち止まっては何も始まらないため、まずはやってみる、挑戦し続けることの大切さを実感したんです。その姿勢が運用型広告における成果へと繋がると信じています。

そして、ユーザー起点であること。これは成果改善支援室、事業会社でのマーケッター経験から学んだことです。ユーザーの悩み、課題を想像し、その解決策を探っていく。そして何度でも挑戦、チャレンジし続ける。そうでなければ何も生まれないんですよ。最適な広告クリエイティブ、広告運用を生むためには積み重ねが重要だと思っています。
 

集客から追客まで、LINEを活用した幅広い支援を

ー最後に、今後の展望を教えてください。

現在、LINE事業本部ではオンライン集客やLINE広告の支援だけではなく、LINE公式アカウントの支援やチャットボットの導入支援なども行なっています。今後はLINEの進化に合わせたソリューションの開発と、それを利活用していく全体設計力、運用力が問われてきます。個人としてもその進化に合わせたスキルを養っていきたいです。

直近ですと、LINE広告においては動画配信の需要が高まっていくと予想しています。私の部署には動画クリエイターがいますので「LINE×動画活用」の勝ちパターンを模索していきたいですね。そして、チームとしては「中小・ベンチャー企業のためのLINE利活用支援といえば"ソウルドアウト"」と言われるように、集客から接客、そして追客までトータルで支援できる存在を目指していきます。
 

Private Talk

今年の6月に娘が産まれました。初めての子なので、てんやわんやしながら妻と一緒に時間を過ごしています。私も妻もカメラが趣味なので、子どもと一緒に色々な所に出かけて、成長していく姿をたくさん写真に残したいと思っています。あとは、自分が幼い頃、家族で遠出したりキャンプに行ったりした記憶を今でも鮮明に覚えているので、子どもとも色んなところに出かけたいです。妻は虫が嫌いなので要相談にはなりますけどね(笑)。

早川真央


 

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