企業の存在意義は「事業を通じて、いかに世の中をより良く変えたのか」ということに尽きると思っています。企業は誰かの不便・不利益を解消するサービスを開発して、そのサービスを購入してもらうからこそ事業が継続できます。つまり価値提供が全て。対価以上の価値がなければ誰もサービスを購入しません。価値が低ければ、倒産するだけです。私は、この原則を学んだことで「ビジョン」よりも「ミッション」を大切にしたいという考えに変わりました
「ビジョン」の主語は「私」で、私のなりたい姿を意味しています。しかし「ミッション」は、社会にどんな影響を与え、どんな姿になって欲しいか、というように貢献を最重要視し、主語は「私」ではありません。そのためミッションを重要視した経営をしたいと考えるようになりました。
一方、株式会社の経営者は利益の最大化が求められます。例えば、会社が自動車であれば、利益はガソリン。従って利益獲得が目的にはなり得ません。経営は存在意義とミッションという目的を追求し、誰かのために役立つという貢献に邁進すべきと思っています。目的を追及して貢献できれば、結果として対価を得て利益を出し、更なるサービス開発ができるサイクルを生むのだと思います。