荻原の考える「戦略の要諦」(1)

ヒストリー
2019.02.25
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2019年、設立から10年目を迎えるソウルドアウト。
企業を継続的に成長させるためには、「理念」「戦略」「組織」「個人」という、それぞれの要素において肝になるポイントがあります。ソウルドアウトの創業者である代表取締役社長の荻原に、経営戦略・マーケティング戦略で考えるべきポイントを伺います。

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まず、「戦略」をどのように捉えていますか。

戦略は静的ではなく動的なもの、と考えています。写真のように時間の流れの一点を捉える静止画ではなく、動画のような流れのあるストーリーのようなもの、と捉えています。例えば、陣地を奪取するミッションがあり、それを実現する戦略を立てるとします。その場合、「最初は相手の右側を突く。そして敵が左に旋回したら、中央に攻め込み挟み撃ちをする」みたいな流れをイメージすると思います。

戦略は自社のことだけではなく、市場や競合ありきで動きがあるため、常に動的(ダイナミック)なものだと意識しています。

 

戦略を考えるとき、気を付けることは。

「競争戦略」と「成長戦略」を切り分けて考えることです。

「競争戦略」は事業ごとに切り分け、相手に勝つことが目的となります。その場合は「何をやるか」というポジショニングと「どの程度までやるか」というケイパビリティ(組織能力)の二つの組み合わせで差別化を図って顧客の支持を取り付け、目的を達成していきます。「成長戦略」は、ミッション実現のために会社を成長させていくストーリーです。新規事業や業務提携、連結経営なども成長戦略に入ります。それぞれタイプが違うので、混在しない方が良いと考えています。役割としては、前者を執行役員、後者を取締役が担当することが多いです。

もう一つは集中(フォーカス)です。「戦略」の「略」は「省略」の「略」。つまり戦って勝つことを考えるとき、戦う土俵を絞り込んで、限りある資源を集中させて駆使することがとても重要だと思っています。戦力を分散させてしまっては勝てるものも勝てません。戦略は選択する勇気を伴います。

 

戦略を作るとき、取り入れるものは。

マクロの流れを掴むことです。社会環境、文化、政治、経済、産業、労働市場など。大きな波に逆らっても前に進むことはできません。マクロを読まないと、独りよがりの戦略になり、使い物になりません。

例えば、労働人口が減少していくと採用難に陥るので、人の採用に頼るだけではなくITの自動化ツールで代替することが必要になる、とか。5Gになればストレスなくスマホで動画を見ることできるので、ライブコマースの準備を進める企業が増えるから、インフルエンサーがさらに影響力を増してくる、とか。マクロの流れを読み、その上で自社独自の戦略を作ることが大切です。

それともう一つ、一貫性が大切です。コンセプトに基づく一貫性です。戦略は施策が繋がってこそ価値を発揮します。その点で戦略のストーリーがねじ曲がっていると打ち手がバラバラになり、せっかくの効能も得られません。戦略を読み返し、一貫性があるかどうかをチェックする必要があります。

 

マクロの流れを読むとき、大切なことは。

ニュース情報を取得したら、その出来事や状況は自分たちにどのような影響を及ぼすのかを、かみ砕いて考えると良いと思います。あるニュースに触れたとして、その出来事は何を意味しているのか?を考える。そしてそれは我々が提供する価値に影響を及ぼすのか?その場合、何を発展させ、進化させるべきか?という問いに当たります。この問いが戦略構築における出発点だと思います。

潮目を読み、曲がり角の先には何があるか?を想像することが非常に大切だと思います。

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