オーナー社長がやるべきこと、やってはいけないこと

ヒストリー
2020.01.16
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中小・ベンチャー企業の経営者に多いオーナー社長。今回は、これまで多くの会社のオーナー社長を見てきたCGO荻原が考える、オーナー社長がやると良いことと、やってはいけないことをお届けします。

※Chief Growth Officer:グループ全体の経営理念に基づく成長戦略を推進する役割を担う。新規事業の創出とグループ連携を強化することによる新たな成長の仕組み作りについて、最高責任者として職務を遂行する。
 

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―まず、オーナー社長がすべきことはなんですか。

端的に言えば「決めること」です。大前提として、責任が取れる立場にあるのでリスクのあることを含め、物事を決められるのはオーナー社長の最大の長所だと思っています。曖昧にしている方がうまくいくこともありますが、多くの場合は決めることで、物事を前に進められます。

正解か不正解かはやってみるまでわからない場合も多く、そこに悩む時間があるのなら、素早く決断してアクションドリブンで判断した方が早いです。

ただし、決めたことが定着して浸透するまでには時間がかかるため、焦らないことが大切だと思います。例えば、「変えよう」と決めたその次の日から、何も変わってないじゃないかと怒りたくなる人もいるかもしれませんが、それは間違いです。新しいプロジェクトなら、最短でも半年くらい時間をかけて徐々に浸透させることを前提にディレクションを行う必要があります。素早く決めて、じっくり育てる。これが大切だと思います。
 

―逆に、やってはいけないことはなんですか。

聞く姿勢をないがしろにすることです。「社長」は役割でしかありません。しかし、あらゆる決定を下すうちに、どこか驕った気持ちが生まれたり、自己完結が癖になり、外の声に耳を傾けることができなくなっていくことがあるかもしれません。

その気持ちは小さな態度に表れ、例えば社員の考えを最後まで聞かずにバッサリ切り捨ててしまったりします。現場で起きていることに敏感になり、そのキャッチアップのために社員の話に耳を傾ける姿勢を持ち続けることが大事だと思います。

決めることと、周りの意見を聞くことのバランスは、経営者のスタイルや目指すべき組織の規模感で変わってきます。多くの人を巻き込み、組織体制を大きくしたいのであれば周りの意見に耳を傾けるべきです。そして最後の意思決定は社長になります。組織にとって最も成果を出す選択を積み重ねていくことが仕事です。
 

―やってはいけないことを防ぐために何が必要ですか。

いつでも見られていると感じながら仕事をすることではないでしょうか。その意識がなくなると社員に対して挨拶しなくなったり、ちょっとした言葉で勘違いをさせてしまうことがあります。逆に、きちんとできれば社内外に応援団を増やすことができると思います。応援団が増えれば事業を大きくすることにもつながります。

自分の振る舞いを正すために、語弊を恐れず言えば、自分を怒ってくれる人をそばに置いておくことがオススメです。私自身、信頼しているメンターの方が何人かいますが、その人たちから率直な意見を聞くことで、自分の振る舞いを客観視できるようになります。また、普段できない経営レイヤーの話を通して、自身のモチベーションをあげることもできます。そういう意味でメンターの方と定期的に会話していくことは有効かもしれません。
 

バックナンバー

荻原猛

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「社員に大切にしてほしいこと(1)」

「社員に大切にしてほしいこと(2)」

「社員に大切にしてほしいこと(3)」

「私の考える「採用と配置」」

「私の考える「制度と文化」」

「私の考える「働き方改革」」

「荻原の意思決定を生み出す背景にある「価値観」」

「荻原の意思決定を支える、創業当時から変わらないソウルドアウトグループの3つの「意思決定原則」」

荻原の目指すチームソウルドアウトへ、2018年の歩み。

荻原の考える「戦略の要諦」(1)

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