ソウルドアウトの新しいブランディングの背景にあるものとは。(2)

その他
2018.07.06
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「中小・ベンチャー企業が咲き誇る国へ。」キーメッセージとキービジュアルの制作を通して、伝えたかった想いとは。そして、中小・ベンチャー企業にとってのブランディングとは。前号vol.04に続き、クリエイティブディレクターの武藤雄一さん、アートディレクター北林達也さんをゲストに迎え、ソウルドアウトの代表取締役社長荻原、取締役CMO美濃部を含めた4者での対談をお送りします。

武藤 雄一(むとう ゆういち)
クリエイティブディレクター / コピーライター
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武藤 雄一(むとう ゆういち)
S&B「おひさまキッチン」、ホテルオークラ、明治 「The Chocolate」、タビオ、伊勢神宮(式年遷宮)などブランディングを多数手がけている。TCC新人賞・審査員長賞、NY ADC金・銀・銅、LIA金・銀など受賞。
北林 達也(きたばやし たつや)
アートディレクター / デザイナー
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北林 達也(きたばやし たつや)
広告代理店、プロダクションを経てフリーに。2009年にMUSASHI WORKS INC.設立。
主な仕事、東京ディズニーシー・SONY・丸井・明治・avex・PUMA・東レ・集英社・ONWARDなど。
荻原 猛(おぎわら たけし)
代表取締役社長
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荻原 猛(おぎわら たけし)
1973年生まれ。中央大学大学院戦略経営研究科修了。経営修士(マーケティング専攻)大学卒業後、起業。2000年6月に株式会社オプトに入社。2006年4月に広告部門の執行役員に就任。2009年に当社を設立し、代表取締役社長に就任。著書に『ネットビジネス・ケースブック』(2017年 同文舘出版 田中洋共著)がある。
美濃部 哲也(みのべ てつや)
取締役CMO
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美濃部 哲也(みのべ てつや)
1969年生まれ。1993年に株式会社電通に入社。その後、株式会社サイバーエージェント常務取締役、株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ取締役、タビオ株式会社執行役員、株式会社ベクトル執行役員などを経て、2017年3月に当社に執行役員CSOとして参画。2018年3月より当社取締役CMOに就任。

中小・ベンチャー企業の良きサンプルに

ー今回のブランディングを通して、何を伝えたいと考えていますか。

荻原:「私たちが何者で、何を目指しているのか」ということです。
このキーメッセージとキービジュアルは、僕らが目指す世界観を、分かりやすく一発で表現してくれます。株式公開(上場)して社名認知が広がる中で、きちんと自分たちの独自ストーリーを示すことができました。これらを活用して、もっと多くの人にソウルドアウトがどんな会社なのかを知って欲しいと思いました。
美濃部:社員の想いも伝わっていくといいなーと思っています。うちの社員はみんな真面目で、一生懸命で、勉強熱心です。お客様を支援していきたいという、社員一人ひとりの情熱も感じてほしいです。

北林:僕は、このビジュアルを通して中小・ベンチャー企業の方に「自分も花を咲かせたい」と思ってほしいなと考えています。

デザイナーは通常、コピーに対して変化球で作品をつくりますが、今回は直球で「咲き誇る」様子をそのまま表現しました。その方が伝わると思ったんです。日本列島をかたどった色とりどりの生花の1本1本が、中小・ベンチャー企業を表しています。

これを見た企業の方が、僕もこの花の一つになりたいなと思ってもらえたらすごく嬉しいですし、ソウルドアウトさんの社員にもこういう花を咲かせたいと思ってもらえたらいいなという想いです。

美濃部:そうですね。お客様である中小・ベンチャー企業の方々に、「ブランディングでこんなこともできる」ということが伝わると良いと思っています。

今回のブランディングは、もちろんソウルドアウトのためのものでもあるのですが、お客様である中小・ベンチャー企業の経営者の方々に「こんなことをやってみたい」と感じていただければと考え、設計したものなんです。どのようなことができるのか、これを一つのサンプルにしていただきたいと考えました。本当は中小・ベンチャー企業こそ、ブランディングをすることによって大きな効果を得られるんです。
 

想いが強いからこそ、ブランディングで羽ばたける

ー特に中小・ベンチャー企業がブランディングをすべきなのは、なぜでしょうか。

美濃部:世の中の消費行動のパターンが変化しているためです。これまでのモノの良さが何より大事だった頃と違い、いまは、モノそれ自体だけでなく、そこに込められた考え方やストーリーに賛同してもらう時代になりました。そのモノに込められたストーリーを消費していく。だからこそ、ブランディングの中でストーリーを展開し、それをベースに情報発信していくことが大事なんです。

なかでも、特に中小・ベンチャー企業が実は向いている理由は、経営陣の会社に対する想いが濃いからです。ブランディングするときは、経営者やその側近にいる人の想いが非常に重要です。中小・ベンチャー企業は、経営者やその側近にいてかなりのことを任されている人が直に経営や事業を統括していることが多いので、経営や事業への想いがしっかりとしていて、ブランディングしやすいんです。逆に、強い想いがあるのにブランディングに注力しないのは、すごくもったいないと思っています。

しかし、現在は中小・ベンチャー企業がせっかくの最強の武器をつくらず、チャンスを逃していることも少なくはありません。

会社の想いを言葉にして、ビジュアルと合わせてストーリーをつくり、見る人に共通のイメージを抱いてもらう。そうすることで、会社のことがより一層伝わり、周囲やお客様に賛同してもらいやすくなります。ブランディングすることで、大きく羽ばたける可能性が広がっている。それをもっとたくさんの中小・ベンチャー企業の方々に知っていただきたいと思っています。

今後ソウルドアウト自身がブランディングを展開していきます。今回のキーメッセージ、キービジュアルの制作から始まり、ホームページのメディア化やPR展開などを絡めて、コンテンツマーケティングを行っていきます。中小・ベンチャー企業のみなさんの参考になるような内容にしていきたいと考えています。

経営者の情熱と、翻訳者の存在が成功の鍵

ー実際に中小・ベンチャー企業がブランディングを行うとき、成功させるためには何が大切でしょうか。

荻原:まず大事なのは、経営者の想いだと思います。事業をしていると、利益を出すことに傾倒して、「誰の役に立ちたかったんだっけ」とか「なんでこの会社つくったんだっけ」という本当に大事なことを忘れてしまいがちです。みんな、誰かを幸せにしたくて起業して、経営しているわけじゃないですか。利益なんて所詮ガソリンに過ぎないんですが、ガソリンが目的化しちゃうんですよね。

だから経営者は改めて、自分の情熱、会社を作ったエネルギーがどこから出てきたのか、突き詰めていくことから始まるのではないか、と思います。それを人に説明できるようになれば、プロがいろいろ加工してくれます。しかし、あとから加工はできても、その根幹にある情熱はオリジナルです。まずそこを整理し、言語化すべきじゃないかと思います。

武藤:たしかに、ブランディングはいいクリエイターを起用するから成功するわけじゃないんですよ。いくらお金を出して一流を雇っても、うまくいかないこともありますから。本当に大事なのは、まず想いがあること。そしてそのうえで、トップの想いを言語化できる、翻訳者を見つけることです。正しい翻訳をすることで、ブランディングの成功率は格段に上がります。

今回は荻原さんがいて、その想いを理解している美濃部さんがいて、きちんと想いが翻訳がされてキーワードが出てきたからこそ、僕も北林さんもクリエイティブに集中することができた。翻訳者がいることはものすごく重要ですね。

あとは、僕が大事だと考えているのは「誰と出会うか」です。何かやろうと言ったときに、夢の実現に向かって一緒に努力できる人に出会えるかどうか。それによって成果は大きく変わってきます。

たとえば今回のビジュアルは、北林さんと「花で日本をつくろう」と盛り上がって、完成を想像するだけでも感動したんですよ。でも、実際に生花で絵をつくって撮った時は、それをはるかに上回る感動があった。それは、関わった人たちと一緒に、実現に向けて妥協せずとことんやれたからだと思うんです。相性も含め、そういう人に出会うことで、想像を絶する感動や成功があると実感しています。

荻原さんの話を聞いたり、一緒に仕事をしたりして改めて思うのは、ソウルドアウトさんは夢の実現に向かって一緒に努力できる会社だということ。よいしょするわけじゃないけど、出会えたら一緒に走っていけるはずです。

だから僕は、今回つくった「中小・ベンチャー企業が咲き誇る国へ。」というコピーは、単なるスローガンではないと思っているんですよ。「出会ったら花を咲かせる」という、ソウルドアウトさんと中小・ベンチャー企業との、約束のように感じています。

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ソウルドアウトの新しいブランディングの背景にあるものとは。
https://www.sold-out.co.jp/soulofsoldout/other/20180605

 

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