テクノロジーで、ビジネスモデルのリデザインを。ビジョン実現へ、変化を恐れず進む技術領域の責任者

プロフェッショナル
2018.09.07
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自分の仕事に誇りを持ち、専門性を追求する。「Professional」では、各領域の専門家に迫ります。今回は、ソウルドアウトの技術領域を管掌するソウルドアウト株式会社取締役で連結子会社の株式会社テクロコ代表取締役社長を兼任している山家秀一さんにお話を伺います。

▼インタビューの模様を動画でもご覧いただけます。

Professional_山家 秀一 
https://www.sold-out.co.jp/movie/20180817

山家 秀一(やんべ しゅういち)
ソウルドアウト株式会社 取締役 兼 株式会社テクロコ代表取締役社長
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山家 秀一(やんべ しゅういち)
1980年生まれ。グロービス経営大学院(MBA)修了。2005年、株式会社オプトに入社。コンテンツ・アフィリエイト部長、BPR部長を経て、当社設立時に取締役として参画。2010年から2012年は管理領域管掌、2013年から2017年は事業領域管掌、2018年から技術領域管掌および株式会社テクロコ代表取締役社長。

テクノロジーで、デジタルマーケティング導入の壁を壊す

ー山家さんの現在のお仕事について聞かせてください。

私は、ソウルドアウトの取締役として、グループ全体の技術領域を統括しています。その仕事の一貫として、ソウルドアウトグループの中で技術領域の中核を担う、テクロコの代表も務めています。

技術領域というと幅広く、やるべきことはたくさんありますが、今はお客様の課題を解決するプロダクトを作ることが優先と考え、テクロコに集中しています。

テクロコでは、中小・ベンチャー企業に向けたデジタルマーケティングに役立つプロダクトやテクノロジーを提供しています。たとえば、運用型広告を自動化できる「ATOM(アトム)」。リスティング広告のアカウントを一元管理し、進捗管理やレポートの作成などを補助することで工数を削減、売り上げ向上のための分析にも役立つサービスです。

他にも、8月に新プロダクト「ライクル」をリリースします。LINE@やGoogleマイビジネス 、フェイスブックやインスタなど、安くて集客効果の高い手法を、もっと簡単にラクに企業さんが使えるようにするサービスです。

こういったサービスを、特に地方のお客様に届けたいですね。実際に地方に行ったり、他の企業から話を聞いたりすると、東京と比べて情報やノウハウが5年以上遅れているのが地方の現状だと感じます。デジタルマーケティング導入の壁が高いんです。その壁を少しでも取り払えればと思っています。

ー壁というと、どんなものがあげられますか。

まず、価格の高さ。それから、単純に難しそうと感じてしまう人が多いことですね。これらのコストと難易度の壁を、テクノロジーの導入で壊していければと思っています。これまで人が中心にやっていたことをテクノロジー中心にすることで、安くて良いサービスを、何万社、何十万社の中小・ベンチャー企業に届けていきたいです。

もちろん、生身の人間に相談に乗ってもらい、一緒に考えてほしいというお客様もたくさんいます。それをやっているのがソウルドアウトです。しかしテクロコでは、「少しでも安く、時間や手間をかけずにデジタルマーケティングをやりたい」というお客様に、テクノロジーを武器にしたサービスを提供したいと思っています。

少額予算でも支援できる仕組みを

ーソウルドアウトに参画されたきっかけと、今のお仕事に携わるまでの背景を教えてください。

私は、前職のオプト時代に荻原さんに誘われ、会社設立の段階から一緒にやってきました。立ち上げの話は、ある日焼き鳥屋で突然「一緒にやらないか」と持ちかけられて。それまでほとんど話したこともなかったのでびっくりしました。

しかし、全国の中小・ベンチャー企業の力になりたいという荻原さんの話を聞いて、胸に迫るものがありました。私は宮城県の田舎出身です。就活をしていた時、地元には働きたいと思える会社が少ないと感じていました。たくさん会社があるはずの街にも活気がない。私の偏見もありますが、これをなんとかしたいという思いが、ずっとどこかにありました。そんな中で荻原さんの話を聞き、「デジタルを活用し、成長しようと頑張る積極的な中小・ベンチャー企業が、地方に沢山生まれていったら、若者が働きたいとワクワクできる会社が増え、地方が元気になりそう!」、そんな事を考えました。 

だから、その場で「やります」と即答し、一緒に立ち上げに尽力しました。

ソウルドアウトができてからは、まず管理領域を担当しました。会社の仕組みを作る役割ですね。前職の時のような大企業向けのビジネスと、中小企業向けのビジネスとは違いがあったので、その違いに合わせて新しい基盤を構築していきました。

2013年からは役割が変わって、事業領域を管掌するようになりました。というのも、2012年が終わった時点で業績は好調だったのですが、取引社数が数百社しかなかったんです。その時のビジネスモデルでは、お客様から一定以上の予算をいただかないと会社の収益を確保することが難しく、少額予算のお客様を積極的にご支援できない状態でした。

ソウルドアウトの理念は、一社でも多くの中小・ベンチャー企業を元気にすること。しかしこのままでは、何千社何万社と取引するのは難しいと感じました。そうであれば、あまり予算が大きくない企業でもご支援できる新しいモデルを作るしかないと考え、安価なパッケージ商品を作ったり、広告費やサイト制作費を我々が負担して、売り上げの何割かをいただく販売代行サービスを作ったり、社団法人を作ったり、ヤフーさんと協業したり、さまざまな取り組みをしてきました。2013年以降の私の新たな取り組み全て、少額予算でも支援できる仕組み作りと言っても過言ではありません。

「人」中心から「テクノロジー」中心へ

ーその中で、現在のようなテクノロジーを手段に選んだのはどうしてですか。

広告にかけれる予算が少額の場合、従来のビジネスモデルだと、十分な人や時間をかけることが難しいです。そのため、効果が出にくく、お客様にとっても満足いく結果にならないことがありました。人を中心にした事業では、基本的に合わないのだと感じました。多額の広告費を捻出することができない企業を少ない予算で助けたいと思っても、人中心のビジネスモデルではうまくいかないことも多い。そのことが色々チャレンジして分かったので、新領域を開拓していくことに決めました。人が中心ではなく、テクノロジーを中心においたビジネス作りに特化することにしたんです。

これまでは、お客様の困りごとに対して「人が動く、それを補完するためにテクノロジーが存在する」という考え方で事業やサービスを作っていましたが、「テクノロジーを中心にして、足りない部分を人が補完する」という考えに切り替えました。

テクノロジーで、既存のビジネスをリデザインする

ー最後に、今後の展望を聞かせてください。

ソウルドアウト、テクロコ両方のサービスを通し、中小・ベンチャー企業、地方企業にプロのデジタルマーケティングのノウハウや体験を、もっともっと届けていきたいです。

インターネットやAIなど、最新テクノロジーって本当にすごいと思うんです。そういうテクノロジーを上手く活用することで飛躍し、たくさんの雇用を生みだして、社会貢献している素晴らしい企業さんが、ソウルドアウトのお客様には沢山いらっしゃいます。

テクノロジーの活用は若者の方が得意ですから、特に地方で、未来ある若者にこそ機会が生まれると良いなと願っていますし、東京に出ずとも「ここで頑張ってみよう」と思えるかっこいい仕事が、より増えることに貢献したいと思っています。

一方で、会社を大きく拡大させることだけが正解だとは思っていません。たとえば居酒屋の社長さんがSNS広告などを使い、お店が大繁盛したとします。そこで多店舗展開への拡大を選ぶ方もいれば、1店舗でいい、という方もいるでしょう。どちらも正解だと思います。

両者とも、デジタルの可能性を感じて、実際に体験したことで良さを認めて経営に取り入れ、経営をより良いものにしている。成長角度の好みが違うだけで、両者ともその恩恵はしっかり受けているし成長している。大事なのはその可能性や使い方を知っていること。すべての企業がテクノロジーの存在を知ったうえで、自分の想いにかなう使い方を選択できる、そのお手伝いができたらと考えています。

それを実現するために、テクロコでの今後のプロダクトコンセプトは「安くて、簡単で、ラク。それでいて効果的」そんなものにしたいと思っています。運用型広告は難しいですし、中小企業の社長さんは忙しくて勉強している暇もない。投資の絶対額が大きいのも恐怖感があります。そういった要素をすべて解消して、ちゃんと集客や売り上げに繋がるデジタルマーケティングサービスを作りたいです。肝はやはり自動化ですね。AIなどをからめながら、自動化、最適化にチャレンジしていきたいです。

ー山家さん個人としてはどうですか。

個人的には、事業をつくるのが性に合っていると思うので、そういうことを今後もやっていきたいです。うまく回っている事業では、関わる人の利害関係が一致していて、みんなが幸せそうな顔をしている、そういう事業を沢山作っていきたいです。

また、これからの時代、テクノロジーを取り入れないビジネスモデルはあり得ません。これまでテクノロジーとは無縁だと思っていた多くの企業が、その課題に直面するはずです。なので、既存のビジネスに新しいテクノロジーを組み合わせて、リデザインできる人間になれたらいいなと、そんなことも思っています。そうならなきゃマズいという危機感も強く感じています。私自身も、ソウルドアウトグループも、テクノロジーに強くなっていきたいです。

Private talk

兄の影響でバレーボールを始め、実は大学生まで真面目にプレーしていました。高校では県大会で敗れ、全国に行けませんでしたが、私たちに勝ったチームが全国大会で準優勝しました。大学でも地元の社会人チームに所属し、全国大会に出場していましたね。今は子どもや家族が優先です。うちの子は荻原さんのお嬢さんと伊藤雄剛さんの息子さんと同級生なんです。これまでは、MBAを取得するために学校に通うなどしてあまり家族のために時間を使えなかったので、今は家族との時間を大事にしています。実は釣りも好きなので、そろそろ再開したいですね。

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