ー吉田さんの現在のお仕事を教えてください。
株式会社テクロコで、プロダクトマネージャーをしています。お客様の課題解決につながる機能や、より簡単に使っていただくためのシステムを考え、エンジニアと協働して開発を進める役割ですね。プロダクト開発全体の進捗管理を担っています。
具体的に行なっているのは、「ATOM」というプロダクトの開発です。もともとATOMは、広告配信実績をためてレポーティングをする機能を担った製品でした。しかし、通常の広告配信は、広告代理店がお客様に提案して納得してもらうところから始まり、シミュレーション、配信、運用をしてようやく、実績をレポートにするところに辿り着きます。ATOMが担えるのは、マーケティングの中でも最後の一部だけだったんですよね。
そこで、2018年に入社してから、まずこのプロダクトをより良いマーケティングソリューションにするための方向性を考えました。今は、ターゲットの設定から市場の分析、マーケティングの方向性といったマーケティング全体をより円滑に進められるようにATOMの機能を拡張しています。最終的には一つの製品でマーケティングを完結できるようなプロダクトを目指したいと思っています。
——業務を担う上で、吉田さんの強みはどのような点でしょうか。
僕はこれまで、エンジニアや脳・神経科学の研究者だった経験があるので、データのため方や使い方、分析の仕方については知見があります。例えば、データベースの設計や活用方法について詳細をエンジニアと話してきめています。プロダクトマネージャーは人によって背景が違い、同僚には営業出身の人もいます。お互いの背景や知見をプロダクトの開発に活かしていければと思っています。