社員が長く働ける企業であるために挑み続ける。一元管理で、求職者にも企業にも価値ある人材サービスを|TSグループ様

ワークス
2019.07.26
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専門性に特化した人材サービス事業で、毎年140%の成長を続けているTSグループ。ソウルドアウトは2017年から、LINE広告を通じて集客を支援しています。今回は、TSグループの共同創業者で専務取締役の竹之下裕之さんに、成長の軌跡と今後のビジョンについて、ソウルドアウト株式会社デジタルマーケティング第二支援本部本部長の杉岡秀一がお話を伺いました。

 

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竹之下 裕之(Hiroyuki Takenoshita)
TSグループ 専務取締役
杉岡 秀一(Hidekazu Sugioka)
ソウルドアウト株式会社 デジタルマーケティング第二支援本部本部長

一元管理で人材サービスを展開

杉岡:はじめに、TSグループさんの事業について教えてください。

竹之下:私たちは、人材サービス事業をメインに行なっています。もともとは、建設現場で働く現場監督の人材派遣からスタートしました。そこから看護師の人材紹介に乗り出したのを皮切りに、介護士や保育士、医師、薬剤師と、専門性の高い方や有資格者に特化しながら、事業の幅を広げていきました。

近年では、資格者以外の人材紹介にも参入しています。新卒の人材紹介や、フリーターやニートの方たちの就業支援、IT技術者の人材紹介や派遣にも取り組んでいます。それぞれカテゴリを分けて、約25のサイトを運営していますね。

杉岡:分野ごとに多くのサイトを運営されているんですね。人材サービスを提供する会社さんの中でも、御社の特徴はどのようなところにありますか。

竹之下:特徴的なのは、一元管理をしているところです。ほとんどの人材サービス業は分業制で、求職者さんにヒアリングする人と、法人担当が別々にいます。うちは、他とはやり方が違っていて、求職者さんをヒアリングした人間が、責任を持って企業に紹介します。規模が大きくなると、効率化を目的に分業制にする企業さんもありますが、微妙な条件の伝え方の食い違いが重なると、ミスマッチが起こりやすくなります。だからうちは、ずっと一元管理でやっています。

杉岡:一元管理をすると、一人で両方の業務をこなさなければならないので、業務効率が悪くなることはありませんか。一元管理できる人材の確保も難しそうに感じます。その辺りはどのように解決されていますか。

竹之下:むしろ、一元管理の方が効率的ですよ。仕事に慣れてくれば、求職者にヒアリングしながら「この人ならこの企業に合うかな?」と紹介先の候補が浮かんでくるものです。他の担当への伝達の必要がないのでスピーディーですし、ミスマッチのリスクを避けられます。担当者の育成には1〜2年ほどかかりますが、最終的には一元管理の方が効率が良いと思っています。

それに、自社採用においても選考時に「他社も検討しましたが、一元管理だからTSグループに決めました」と入社してくれる社員も多いんですよ。自分で求職者のマッチングまで見られるので、社員も一元管理の方がやりがいを感じるんだと思います。

 

ブラック企業への反発から、長く働ける企業を目指す

杉岡:竹之下さんは、起業される前はどんなお仕事をされていたんですか。

竹之下:前職は、現場監督の人材派遣会社でした。同業にいたんです。入社8か月で支社の責任者を任せられ、売上をゼロから20億まで伸ばしました。このまま昇りつめてやろうと思ったこともありましたが、その会社がスーパーブラック企業だったんです(笑)。

出勤日は毎日終電で、休みは日曜日だけ。売り上げが悪いと、唾がかかるぐらいの至近距離から罵声が飛んできます。それでも伸びないと、よりひどいしごきが待っていました。

杉岡:想像以上にブラックですね。

竹之下:こんな働き方では、会社には未来がないと思っていました。でも、人材事業には魅力とやりがいを感じていたので、自分でやろうと思ったんです。

自分の経験を踏まえ、新しく作る会社では、社員が長く働けて、しっかり戦える組織を作ろうと決めたんです。創立当初から、効率化や社員のやりがいに繋がると考え、一元管理の体制をとりました。

まずは、前職で経験していた現場監督の派遣から事業を始めました。ノウハウを生かし、数年で10億くらいの売上を達成できましたね。ちょうど建築業界がプチバブルの時期で、勢いに乗って東京への出店を検討しました。前職でも支社展開で売り上げを伸ばしていたので、事業を拡大するためには支社展開が重要だと思ったのです。

しかし、建築一本ではリスクがある。今のうちに新しい柱を作った方がいいのではないかと考え、柱となる事業の構想を練り始めました。

当時は看護師の人材不足がニュースで取り上げられていたので、ビジネスになるのか調査することに。すると、すでに参入している他社さんが、売上を伸ばし始めているのを見つけました。「これ絶対良いやん」と直感し、看護師の人材紹介事業をスタートしたんです。

 

リスティング広告の自社運用に挑み、事業を成功へ導く

竹之下:これまでは人材派遣を行なっていましたが、紹介となると全く勝手が違いました。特に、集客が必要になったので、これまで使ってこなかったWebを導入することにしたんです。今から14〜15年前のことですから、Webマーケティングをやる人が誰もいませんでした。僕自身が色々な勉強会に行って学び、リスティング広告の運用をしていましたね。

杉岡:なかなか経営者自身がそこまで力を入れるケースは少ないと思います。特に工夫された点はありますか。

竹之下Webマーケティングをやる上では、本質を見極めることが大事だと思っていました。例えば看護師の人材サイトだと、いかに個人情報を集めるかがキーになるんですよね。だから、いかにサイトに登録してもらうかを考えて施策を打っていました。これによって、人材紹介のマーケティングのノウハウを作ることができたんです。

看護師の人材紹介事業は軌道に乗り、拡大のために事業の柱を増やしていくという基本路線ができました。会社にとって一番のターニングポイントになりましたね。

杉岡:ずっと自社でWebマーケティング事業をされてきたんですね。御社とお付き合いさせていただいているのは2017年ごろからですが、代理店を入れるようになったきっかけは何ですか。

竹之下:会社の規模拡大に伴い、集客数を増やす必要が出てきたからです。最初はリスティング広告しかやっていませんでしたが、他の媒体を使おうと考えました。

杉岡:内製と外注との使い分けはどうされているんですか。

竹之下:内製すべきと捉えているのは、リスティング広告の運用です。転職に対して熱量の高い、ニーズが顕在化した層は、より求職者に近い我々がスピーディーにPDCAを回します。一方、まだ転職への意識がそこまで高くない潜在層は、外注がメインになっていますね。特にディスプレイ広告による掘り起こしをお願いしています。ソウルドアウトさんには、LINE広告を主にお願いしていますが、ホスピタリティ高く、細かく手を動かしていただいている印象です。

杉岡:ありがとうございます。先ほどの一元管理のお話にも通じますが、弊社も担当者が営業と運用を両方やる形を取っています。その方がスピード感を持って対応できると考えています。

 

業界ナンバーワンになり、一元管理の正しさを証明したい

杉岡:御社とは、一元管理の体制の他にも似ているところがあるなと感じています。弊社はロゴのタグライン(※)に「ともに覚悟する。ともに挑む。」と載せていますが、御社も「挑む」ことを大切にされていますよね。

竹之下うちは「挑む人と、ともに挑む。」が企業理念です。確かに、似ていますね。

杉岡:弊社は地方、中小・ベンチャー企業の挑戦を支援し、御社は人材サービスで求職者の方の挑戦を支援されているので、共感する部分があります。「挑む人と、ともに挑む。」は、どういう思いでつけられたんですか。

竹之下:うちは新規事業の立ち上げなど新しいことをやってきている会社なので、もともと会社に浸透している概念を言葉にしました。

もともと私が目指していたのは、社員が長く働けてしっかり戦える会社です。社員が長く働けるよう雇用を守るためには、売上を上げ続けなければいけません。そのために、新規事業を展開したり、新たな事業に必要なWebマーケティングのノウハウをゼロから身に着けたりする必要があったんですよね。既存事業だけではいつか限界がきてしまうので、挑戦し続けることが大事だと考えています。

杉岡:なるほど、社員が長く働けてしっかり戦える会社にするために、挑む意識を大事にされてきたんですね。最後に、今後の御社のビジョンを聞かせていただけますか。

竹之下:うちが目指しているのは、他の人材サービスを展開する会社と違う「一元管理」の方法が、求職者のためにも、企業のためにも一番良いと証明することです。ただこれは、いくら口で言っても納得してもらえません。事業を展開するそれぞれの業界の人材サービスで売上ナンバーワンになって、胸を張って証明したいと思っています。

現在、介護士の人材紹介はうちがナンバーワンだと思いますが、その他ではまだ達成していません。直近では、現在3番手くらいの看護師の業界でトップを取りたいですね。

また、今後も新規事業を生み出し続けたいと考えています。特に力を入れたいのは、外国人労働者の受け入れですね。2019年4月に法改正されたことから、外国人労働者がどんどん増えてくるのは間違いありません。他社が参入しきっていないうちに、市場を取りに行きたいです。現在も、海外の関係機関と連絡を取り合っているところです。

さらに、ただ人材の紹介をするだけでなく、育成も強化していきたいです。今は、新宿にプログラミングスクールを開講し、無料で研修を受講した人材を派遣、紹介する事業を展開しています。IT人材はこれからもっと需要があると考えています。

杉岡:弊社でも、代理店特有のメニューだけではない、幅広いお付き合いができると良いなと感じます。業界ナンバーワンを狙っていく過程では、紙媒体やマスメディアも効果が大きいはずです。マス広告も大まかに費用対効果を測れる仕組みが整ってきているので、新しいマーケティングのやり方をご提案していきたいです。


※タグライン:業やブランドから「どんなベネフィットをもらえるか」を伝える短いフレーズ。

 

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