ーはじめに、SO Technologies(SOT)設立の背景について教えてください。
SOTは、サーチライフとテクロコの2社が合併し、互いの強みを生かしてより質の高いサービスを提供するために生まれました。
サーチライフはインターネット広告の運用代行やデジタル人材育成などのサービスを展開してきており、オペレーション力や営業力に強みを持っていましたが、プロダクトやシステムを開発する体制強化が課題でした。一方で、様々なツールを開発していたテクロコは、エンジニアを中心としたプロダクト開発力が強みでしたが、オペレーションや営業の力が不足していたんです。2社は補完関係にあるため、話し合いの結果、合併に至りました。
以前から、「2社が一緒になったら相乗効果が高そう」という話は出ていました。このタイミングで実行に移したのは、グループとしてよりテクノロジー領域を強化していきたいと考えているからです。
これまでも、ソウルドアウトグループは地方、中小・ベンチャー企業を支援してきました。しかし、人力による支援が多かったため、コスト構造の変革には限界があり、たくさんの少額予算のお客様を支援しづらい現状がありました。これをなんとかしようと、2018年から私がテクロコの代表となり、人力に頼らずお客様を支援できる方法を編み出すため、テクノロジーを強化してきたんです。この取り組みをさらに推し進めた形ですね。
ソウルドアウトは2019年3月に東証一部に上場し、より鮮明にテクノロジーの強化を打ち出しました。具体的には、SaaS粗利比率を15%にあげると宣言しています。明確に目標を定めたので、2社の合併でテクノロジー強化をより加速させたいと考えています。
ーSO Technologiesという社名には、どんな思いが込められているのですか。
一つは、SoldOutの理念においてやりきれていないこと、もっとやっていきたいことを、Technologyを駆使して実行していく意志が込められています。その一つが、少額予算のお客様を支援していくことです。
もう一つは、中小企業に最適なテクノロジーを提供していく(SMB Optimization Technology)意志が込められています。
この2つの思いを込めて、SO Technologiesという社名にしました。
▼SO Technologiesのロゴ
コンセプトはJapanese Soul。
日本の日の丸と、社名の頭文字であるSをモチーフに、日本の企業・人・地域・社会の発展にテクノロジーで貢献したい、という想いが込められています。